


2018年に起きた西日本豪雨災害、中でも倉敷市真備は小田川の氾濫により、壊滅的な被害が出ました。 Mさんご夫婦の家も軒のあたりまで浸水、避難が早かったため人的な被害はありませんでしたが、家は全壊し避難生活を余儀なくされました。 復興が進む中、真備を離れる人も多かったそうですが、Mさんは生まれ育った真備の地に家を建替えしようと決意し、上平設計室に相談されたのでした。
夫婦二人暮らしなので、基本平屋で、コストも考えコンパクトに。 姫路から娘さんご家族が訪ねて来られるので、泊まることができるよう、切妻屋根の小屋裏をロフトとし、多目的に使える空間としました。 ひとつMさんの夢を叶えるべく、憧れだった薪ストーブをリビングの中央に設置しました。
対面式のキッチンは木製のカウンターを設え、テーブルは設けず食事はカウンターで行います。 キッチンの裏側にはオーダーで大工さんに作っていただいた食器棚と家電カウンター、ガラリ扉の引戸で隠すことも出来ます。 キッチン奥には洗面脱衣室を配し動線を短縮しました。
外壁は耐久性に優れた手焼きの焼杉板、屋根がガルバリウム鋼板。 内装は天井杉板、壁は漆喰塗、床は無垢材の松フローリング、ロフトは杉板。 構造材は柱は桧、梁は松。 柱と梁は隠さない伝統工法の真壁構造です。

| 構造:木造平屋建て+ロフト 延床面積:124.55㎡ 37.68坪(ロフト43.00㎡ 13.01坪を含む) 西日本豪災害にあわれたシニア世代のご夫婦が、真備の地に住みたいと建替えを決意されました。 老後の暮らしを考え、動線をコンパクトにし、夢だった薪ストーブも設置しました。 ローコスト住宅ですが、高気密、高断熱性能も有しています。 |

切妻屋根の外観と薪ストーブ


キッチンカウンターとオーダーメイドの食器棚


多目的に使えるロフト



玄関と主寝室

